2006/10/18

2006.10.18 -1261 「時計は置かないはずだったのに ~電波時計をもらいました~」
 母の仕事の関係(創立35周年記念)で、置時計をもらいました。薄い写真立てのような形で、電波時計です。壁掛けにもなるのですが、とりあえずダイニングキッチン(1階の居間)に置きました。
 実は、“時計を見ない暮らし”が私の理想の生活でした。当然、4月に入居以来、時計は置いてありません。とは言え、仕事柄、腕時計(秒針付)が必要(心拍数を測るのに15秒という時間が知りたいため)なので、家を出る時は時計を持ち歩きます。その代わり、家の中には時計は置かない!
 でも...ステレオのチューナーには、時刻がデジタル表示されているし、目覚まし代わりにストップウォッチが寝室に転がっているし...もちろん、携帯にはいつも時刻が表示されているし。理想と現実は大きく異なっています。
 「時間に束縛されたくない!」のは切実な思いですが、電波時計のあまりに正確な時の刻みは、クール過ぎて見ていると、安心感よりはむしろ恐怖のほうが先に立ってきます。でも、ついつい見てしまう。頼っちゃうんですよね。
 やはり、まだ「時間に束縛されている!」

2006/10/03

2006.10.02 -1277 「アサリの子供がたくさんいる!?~実は,ナミノコガイでした~」
 9月になって,波打ち際に白い小石がたくさん打ち上げられているのを発見しました。それにしても,大きさがそろっているのです。近くに寄って見ると,消えています。そして,次の波が来ると,また砂浜に白い小石が...
 で,よく見ると,小さな貝なのです!波に運ばれてきて,次の波が来る前にさっと砂に潜る。貝のイメージを完全に覆す早業。パッと現れてスーッと消えるのは忍者のようです。二枚貝で形はアサリ,大きさは1cm弱。まさにアサリの子供です。尖がった方からベロ(足)を出し,砂に突っ込んで足を縮めると尖った方から垂直に砂に潜ることができます。
 周りを見ると,一波ごとに何百何千という白い小さな貝が現れ,消えていきます。まさに,イリュージョンの世界!しばらく見惚れていました。
 「これは,アサリの子供に違いない。これだけの数が砂の下にいるのだから,だんだん成長したら,ものすごい数のアサリが採れる!?」と,喜びましたが,すぐに「保田でアサリが採れるということは聞いたことがない。」と思い直しました。「もしかしたら,ここで大きくなって,富津の方に移動していくのかな?それなら,もう少し大きくなってから,移動する前にアサリ採りをしよう!」
 と,いうわけで,仕事場で「アサリの子供を見つけたので,今度採ってくるぞ!」と宣言しました。しかし,夏休みを兼ねて女房の実家に行って,何気なく見ていたテレビで“キュウシュウナミノコガイ”のことが紹介されていました。「ナミノコガイ?」...さっそくインターネットで調べてみたら,やはり,私が見た小さな貝は“ナミノコガイ”に間違いありません。子供じゃなくて,1cm弱が大人の大きさ。と,言うことで待っても大きくなりません。
 それに,最近は波打ち際に見える貝の数がとても少なくなってきました。あの時,採っておけば一回分の味噌汁のダシくらいにはなったかも?いえいえ,ダシが出てとてもおいしいとネット上で紹介されていました。
 でも,私の食欲を満たすために,数百個のナミノコガイを採るのはやめましょう。浜で拾うのはゴミだけ。ダシはインスタントの顆粒で十分です。
 ナミノコガイは,波際のイリュージョニストとして大切にします。