2006/06/12

2006.6.11 -1389 「全山カニの巣!?~大黒山はすばらしい!~」
 先週の鋸山(縦走?)に続いて、土曜日に水仙ロードから勝山に下りました。水仙ロードは、何と言うことのない舗装道路で、水仙の時期以外はハイキングには適していません。それでも、江月という集落が終わり、佐久間方面へ下る道は多少山の中を歩く雰囲気があります。しかし、その山道も佐久間のかなり山に寄ったところに出るので、そこから勝山港までの道のりの遠いこと。広いバイパス道路を歩くのは、なんとも興醒めでした。
 それでも、港に出てからの海の風景は、まさに絶景。そして港から見上げると、山の上に何やらお城のような建物がありました。少し歩くと“大黒山展望台入口”の道標を見つけました。急な階段を登っていくと、ガサガサという音が絶えず聞こえてきます。「蛇にしては、少し硬い音だなぁ。」と思いながら、これだけ多くの蛇がいるというのも変だと、音源を探ってみると...大きな弁慶ガニが木の葉の間を巣穴の方へ逃げていくところでした。よく見ると土にはボコボコに穴が開いています。これ全部カニの巣?大黒山そのものが巨大なカニの巣なんですね。
 5分ほどで、頂上へ。お城のような建物は展望台でした。平成3年に勝山城を模して建てたそうです。上から見下ろす勝山~大六~保田は最高でした。これで晴れていたら、伊豆大島から横浜(は、ちょっとオーバー?観音崎くらい)まで丸見えです。本当に水平線が丸く見え、180度は海が広がっています。
 シーサイドビューは、鋸山より大黒山がおすすめです。安房勝山駅から港へ出て、そこから10分で着く大黒山からを大六海岸を経由して保田に至る道は、散歩コースとして絶対のお勧めです。(途中に菱川師宣記念館や漁協直営の食堂“ばんや”があります。)
 しかし、赤いハサミの弁慶ガニが苦手な人は、ガサゴソしている方を見ないことが条件ですよ。

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