2006/03/09

2006.3.9 -1483 「居場所探し~仕事のためにどこに住む?~のつづき」 
 8時半の始業時間に間に合うためには、午前5時半、起床と同時に家を出ます。自宅の最寄駅からの電車は2,3分おきにありますが、勤務先の最寄駅まで行く電車は1時間に1~2本しかありません。しかも単線なので、列車交換のため駅ごと数分間止まるので、3時間もかかり、東京で1本乗り遅れたり、少しでも遅れが出ると1時間の遅刻になってしまいます。
 当然帰りも3時間かかるわけで、帰宅は早くて10時。11時になることもしばしばあります。一番参っているのは女房です。慢性的な睡眠不足の様子を見るのは辛く、その姿は目を覆うばかりです。
 そこで、単身赴任のための居場所探しを始めることにしました。
 まず目をつけたのが「競売物件」でした。きっかけは、新聞広告。毎週、千葉地方裁判所の競売物件情報が週末の夕刊に載ります。詳しい内容は、不動産競売物件情報サイトhttp://bit.sikkou.jp/や不動産総合情報サイトathome Web「競売・公売・国公有財産物件を探す」http://www.athome.co.jp/kankou/ に出ていました。本もいろいろ読みましたが、何事も経験とばかり、千葉地方裁判所で“3点セット”なるものの閲覧とコピーをしたり、法務局に行って当該物件の登記簿謄本を取ったりした後、物件も見に行きました。
 それは、つぶれた居酒屋と事務所が長屋になっている物件でしたが、アスファルト敷きの駐車場も広く、仕事を辞めてから、商売をするには、とても良い物件だと思いました。地元の知人に聞くと、「大丈夫じゃないか?」と言ってくれました。でも、小さな事務所には、なんだか怪しい警備会社が入っていて、先住者として居座られたらまずいかな?という不安もありました。
 「安く手に入ったら、少し金を払っても出て行ってもらえばいい。」と安易に考えて、実際に入札もしてみました。結果は、残念とは言えないほどの開きで落札できませんでした。今思えば、素人には玄人を追い出すことは難しかったはずです。いやな思いをしなくてすんだことと、少なくとも、法務局という役所の敷居は低くなったことは、結果的には良い勉強になったと思います。
 しかし、手に入らなかったとなると、とたんに「手に入れたくなる」のが人情。でも、競売以外で、私の甲斐性で手に入れられる物件などありませんでした。そんな時、以前憧れていた(三富村に住みたいと思っていた時に考えていた)トレーラーハウスを思い出し、インターネットで関連情報を見ていて、すばらしいものに出会いました。
 「銀の幌馬車」と言われる“エアストリーム”です。        

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